模試の結果を見て「思ったより悪かった」「これで大丈夫だろうか」と不安になる。
受験期には、そんな瞬間が何度も訪れます。
しかし、模試は「合否を決める検査」ではなく、「これから伸びるための材料」です。
本番の点数を上げるためには、結果に一喜一憂するのではなく、“原因を分析する視点”が欠かせません。
このコラムでは、模試を「未来につながる学習」に変えるための考え方をお伝えします。
模試は「検査結果」ではない
模試を病院の検査結果のように捉える人がいますが、両者はまったく性質が異なります。
検査結果は人生を左右することもありますが、模試はそうではありません。
あくまで「今の学習状況を切り取った一枚のスナップショット」にすぎないのです。
落ち込む必要も、過剰に喜ぶ必要もありません。
むしろ、「どこに伸びしろがあるか」を見つけるための材料として活かすべきです。
よく「○月までに偏差値を上げたい」と言われますが、偏差値が上がっても本番ではまったく違う問題が出題されます。
数字を追いかけることに意味はありません。
大切なのは、
- 「なぜ間違えたのか」
- 「どの段階で思考が止まったのか」
を見極めることです。
点数ではなく原因を特定する視点を持つだけで、模試の価値は一変します。
「原因の特定」で、模試が“生きた学習”に変わる
模試の見直しは大切ですが、「時間が足りなかった」「語彙が難しかった」といった感想で終わらせてしまうと、それは単なる“確認作業”でしかありません。
また、模試の解説を読んで「なるほど」と思うだけでも不十分です。
入試で同じような問題が出たとき、二度と落とさないレベルにまで落とし込むことが重要です。
英語であれば、「どの単語でつまずいたのか」「なぜその選択肢を選んだのか」といった自分の思考の流れを丁寧にたどる必要があります。
どの瞬間に理解が止まり、どんな誤解をもとに判断したのか。
その内部を掘り下げて初めて、同じ構文や設問形式に出会ったときに正しく再現できます。
模試の価値は、点数ではなく 「再現できる思考」を鍛える訓練素材であること。
その視点を持てるかどうかが、冬以降の伸びを左右します。
私立医学部では「偏差値」より「解法力」
私立医学部の英語は、模試の出題傾向とはまったく異なります。
模試では標準文法や語彙が中心ですが、実際の入試では論理展開の読み取りや段落構造の判断が問われます。
そのため、模試でA判定が出ていても、大学ごとの設問構造や思考形式に慣れていなければ落ちます。
逆に、判定が芳しくなくても、大学の傾向に合わせた「解き方」を理解し、実戦練習を積めば合格できます。
ただし、テクニックだけを追っても意味はありません。
精読力・語彙・文法の基礎があってこそ、解法力は機能します。
「どのように読むか」「どの順で判断するか」という手順を理解し、その上で量をこなすこと。
入試問題には必ず“型”があり、その“型”を支える基礎力と解法力の両輪が、最終的に合否を分けます。

家庭でできる最大の支援は「安心感」
受験生の集中力を最も奪うのは、家庭の不安です。
模試の話題よりも、合格後の生活や楽しみを話す方が何倍もエネルギーを与えます。
焦りや不安を口にする代わりに、
「ここまで頑張ってきたね」
「今の努力がいちばん大切だよ」
という言葉をかけてあげてください。
それだけで、お子さんの心の軸が安定します。

まとめ: 模試は「未来への材料」
模試は点数で終わるものではなく、 「次に何を直せば伸びるか」を知るための材料です。
焦る時間を「分析の時間」に変えること。その積み重ねが、冬以降の成長につながります。
SPECが目指すのは“再現できる英語力”
模試の「結果」に一喜一憂せず、弱点を見つける「データ」として扱える生徒は、冬以降、確実に伸びていきます。
SPECは独自のメソッドで、初見の英文を速読しながらも精読し、正確に問題を解く力を育てます。この指導法で、30年間・2万人以上の生徒の英語力を根本から変えてきました。
感覚ではなく「再現性」で結果を出す。それが、SPECが“短期間で確実に伸ばす”と評価される理由です。




