2025-06-20

高1からの医学部受験勉強|「何をすればいいのか」迷わないための完全ガイド

医学部を目指しているけれど、「高1から受験勉強って何をすればいいの?」と迷っていませんか?この時期はまだ進路が曖昧な生徒も多く、部活との両立や勉強の優先順位に悩む人も少なくありません。

この記事では、難関医学部への現役合格を多数サポートしてきた医学部専門塾SPECが、高1から始めるべき受験勉強のポイントや、部活との上手な両立方法をわかりやすく解説します。

正しい準備を早めに始めることで、受験本番で大きなアドバンテージを得ることができます。後悔しないためにも、高1のタイミングで「何をすべきか」を明確にしておきましょう。

医学部受験を目指す高1生が今やるべきこととは?

高1から始めるべき受験勉強|何をすればいい?

医学部合格を本気で目指すなら、高1のうちからの準備が合否を分ける大きな要因になります。 「高1の段階で何から始めればいいのか」「高1で今やっていることは正しいのか」と不安になる人も多いはずです。

まずは、医学部受験を見据えたときに、高1生が意識すべき勉強の考え方と、全体の受験スケジュールを整理してお伝えします。

なぜ高1からの受験勉強が重要なのか

医学部受験は、大学入試の中でも特に科目数・出題難度・競争倍率のすべてが高い超ハイレベルな戦いです。

高2・高3になってから本格的に始める生徒も多いですが、実際に現役で合格している人の多くは、高1の段階で基礎力をしっかり固めていたという共通点があります。

高1のうちにやるべきことは、「演習」ではなく「土台づくり」。特に英語と数学は、高校内容の理解が浅いまま放置してしまうと後々の伸び悩みにつながるため、早期に基礎を築くことが極めて重要です。

また、高1から学習習慣を確立しておくことで、部活や学校行事と両立しながらも自然と“受験体質”になれるのが大きなメリットです。「高1はまだ早い」と思っているうちに、ライバルたちは着実に差を広げています。

医学部合格までのロードマップ(共通テスト・二次試験・面接)

医学部受験は、ただひたすら勉強するだけでは不十分。受験全体の流れを理解しておくことが、高1生にとって大きなアドバンテージになります。

一般的な国公立医学部の受験プロセス

  1. 共通テスト(5教科7科目)
    • 高得点(8〜9割)が求められる
    • 特に数学・理科・英語が得点源になる
  2. 二次試験(大学ごとに異なる記述試験)
    • 数学・理科・英語中心
    • 論理力・記述力が問われるハイレベル問題
  3. 面接・小論文
    • 人間性・医師としての適性を見る
    • 志望動機や医療への理解が問われることも

 私立医学部の場合

  • 一般選抜では英語・数学・理科が中心
  • 面接・小論文に加え、大学ごとに独自の傾向あり
  • 推薦やAO入試もあり、高1から評定や活動歴の意識が重要

つまり、「医学部に行きたい」と思ったその日から、戦略的に学習と準備を進めることがカギになります。

高1から始めるべき受験勉強|何をすればいい?

高1から始めるべき受験勉強|何をすればいい?

「高1から勉強を始めたほうがいい」とは聞くものの、何にどれだけ取り組めばよいのかは分かりにくいものです。

 特に医学部を目指す場合、科目ごとの優先順位や学習の深さが重要になります。
ここでは、高1生が今すぐに取り組むべき勉強内容と、その理由を具体的に見ていきましょう。

英語・数学を最優先で強化しよう

医学部入試において、英語と数学は“合否を分ける”最重要科目です。高1ではまずこの2科目を中心に、基礎の理解と定着に力を入れましょう。

特に英語は、文法・単語・読解のすべてを毎日少しずつ積み上げることが不可欠。早期から語彙力をつけ、長文を読み慣れておくことで、高3の演習にスムーズに移行できます。

数学は、単元ごとの理解の“抜け”が命取りになります。 「なんとなく解ける」状態ではなく、定理や解法の根本を理解することを意識しましょう。高1で扱う数Ⅰ・A・Ⅱは、のちの数Ⅲの土台になるため、時間をかけて丁寧に取り組むべき単元です。

理科・国語・社会はいつから始めるべきか

理科(物理・化学・生物)は、選択科目によって開始時期が変わりますが、
「高2からでいい」と油断していると高3で苦しむことが多いのが現実です。

高1のうちは、生物基礎・化学基礎の授業内容をきちんと理解し、「興味が持てる科目はどれか」「どの科目が自分に合っているか」を探る期間と捉えるとよいでしょう。

国語・社会については、すぐに受験レベルの対策を始める必要はありませんが、定期テストを通じて読解力・知識の定着を意識することが将来につながります。特に推薦入試を考えている場合は、評定を高く保つことが重要です。

学校の授業だけで足りる?+αの学習が必要な理由

高1のうちは「学校の授業をきちんと受けていれば大丈夫」と思われがちですが、
医学部受験ではそれだけでは足りないことがほとんどです。

たとえば、進学校であっても授業の進度や難易度は受験の実戦力には直結しにくく、基礎から応用までをバランスよく学べる+αの学習(自学自習や塾)が欠かせません

また、学校では扱われないような問題形式や、大学別の出題傾向にも早いうちから慣れておくことで、高2・高3での飛躍的な伸びにつながります。

特に、自分の弱点を早期に発見し、ピンポイントで対策する習慣を高1から身につけておくことが、長期的に見て圧倒的なアドバンテージになります。

部活と両立できる?医学部志望の時間の使い方

部活と両立できる?医学部志望の時間の使い方

高1生の多くが悩むのが、「部活と受験勉強は両立できるのか?」という問いです。医学部を目指しているけれど、今は部活にも全力で取り組みたい、そんな気持ちを抱えている人も少なくないでしょう。

医学部受験と部活のバランスのとり方や、実際に合格した先輩たちが意識していたことをご紹介します。

医学部に有利な「部活」はあるのか?

「医学部受験では、推薦に有利な部活があるって本当?」という疑問をよく耳にします。結論から言えば、どの部活が有利という明確なルールはありません。ただし、推薦・AO入試を考えている場合は、活動実績や継続年数が評価対象になることがあります。

たとえば、運動部でのキャプテン経験や文化部でのコンクール受賞などは、面接でのアピール材料や内申評価にプラスとなる可能性があります。また、チーム活動やリーダー経験は、医師としての協調性や責任感を問う面接でも強みになるでしょう。

勉強と部活を両立した合格者の共通点

実際に、部活を高3の引退まで続けながら医学部に現役合格した生徒も多く存在します。そうした先輩たちに共通しているのは、高1からの「時間の使い方」と「学習の質」への意識です。

  • スキマ時間を有効に使っていた(通学・昼休みなど)
  • 土日は必ずどこかでまとまった勉強時間を確保していた
  • 部活の予定を把握し、逆算で勉強計画を立てていた
  • 疲れていても“毎日10分だけでも机に向かう”習慣を崩さなかった

つまり、両立できるかどうかは「時間があるか」ではなく「どう使うか」にかかっています。決して完璧でなくても、「やれることを日々積み重ねる姿勢」が結果に結びついています。

忙しい中でも勉強時間を確保する方法

限られた時間の中で学習時間を確保するには、「優先順位を決めて行動する力」が必要です。

具体的には、以下のような方法が効果的です。

  • 平日の夜に30〜60分の“決まった勉強ルーティン”をつくる
  • スキマ時間は暗記科目や単語帳に充てる
  • 部活の遠征・大会前後はあらかじめ勉強計画を緩めて調整する
  • 定期的に模試を受けて、自分の弱点を短時間で見直せるようにする

また、スマホやSNSなど、時間を奪うものを意識的にコントロールすることも大切です。勉強の質を落とさずに確保するには、「長くやる」よりも「集中してやる」姿勢が求められます。

高1のうちに意識したい!勉強の進め方と習慣づくり

高1のうちに意識したい!勉強の進め方と習慣づくり

医学部受験の成功には、短期的な集中力よりも、長期にわたって努力を継続する力が求められます。そういった意味では、高1の段階は「勉強法を試し、自分に合ったスタイルを確立する」絶好の期間です。
ここでは、高1生が今意識すべき勉強習慣や姿勢について、具体的に解説します。

「毎日続ける」習慣が最強の武器になる

「部活で疲れたから」「テストが終わったから」など、勉強を“やらない理由”はいくらでも出てきます。しかし、医学部を目指すなら、高1の段階から、1日たった10分でも机に向かう“習慣”こそが最大の武器です。

特に高1のうちは、「○時になったら英単語」「お風呂のあとに数学の復習」など、自分なりの“型”を決めておくことがポイント。習慣化すれば、勉強へのハードルが下がり、気づけば毎日2時間以上机に向かっていた…という状態も夢ではありません。

模試・定期テストを活かして勉強を進化させよう

定期テストや模試は、「点数」に一喜一憂して終わらせるものではありません。自分の理解度や勉強法を見直す“診断ツール”として活用することが大切です。

具体的には、

  • 間違えた原因を「ケアレスミス」「理解不足」に分類する
  • 定期テストの復習で、学校の授業を“自分のもの”にする
  • 模試で出た初見問題は、どこが分からなかったかを記録し、後日必ず復習する

などです。

これを繰り返すことで、自分の苦手を客観的に把握し、効率的に対策を進められるようになります

情報に流されず、自分に合った勉強スタイルを確立する

SNSやネットには、さまざまな勉強法や「医学部受験:成功する〇〇メソッド」があふれています。しかし、それが自分にとって効果的かどうかは別問題です。

高1のうちは、いろいろな勉強法を試してみるのも良いですが、最終的には「自分が続けられる方法」「集中しやすい時間帯・環境」を把握することが重要です。

たとえば

  • 朝型か夜型かを見極める
  • 紙のノート派か、タブレット派か
  • 1人で黙々とやるのが合うか、塾や自習室で刺激を受けながらやるか

などです。

高1の段階から、自分に合った学習スタイルが確立できると、モチベーションに波があっても学習習慣が崩れにくくなり、医学部合格までの長い道のりを乗り切るうえで、大きな武器となります。

よくある質問(FAQ)|医学部を目指す高1の悩み

医学部を目指し始めたばかりの高1生やその保護者の方からは、よく以下のような疑問が寄せられます。高1というタイミングだからこそ気になるポイントについて、Q&A形式でお答えします。

Q1:医学部志望ですが、何から勉強を始めればいいですか?

A. まずは「英語と数学の基礎固め」からスタートするのが鉄則です。

この2科目は共通テスト・二次試験ともに配点が高く、学力の伸びに時間がかかるため、早期対策が有利になります。

加えて、日々の学習習慣を整えることも大切です。いきなり難問演習を始めるのではなく、「教科書レベルを完璧にする」「毎日単語帳に触れる」といった基本から積み上げていきましょう。

Q2:医学部受験で部活と受験勉強は両立できますか?

A. はい、十分に可能です。

実際、部活を続けながら医学部に合格した先輩も多くいます。

大切なのは「時間の質」。 スキマ時間の活用や、短時間でも集中して取り組む姿勢が鍵になります。また、土日や長期休暇を有効に使って、学習のリズムを崩さないこともポイントです。

Q3:医学部受験は高1から塾に通うべきですか?

A. 必ずしも通う必要はありませんが、早期から受験を見据えた学習を始めたい人には有効な選択肢です。

特に医学部志望の場合、学校の進度や教材だけではカバーしきれない部分が多いため、 専門的なカリキュラムや個別指導を受けられる塾は大きな助けになります。

自分に合った塾を選ぶには、体験授業などを活用して比較検討するのがおすすめです。

Q4:医学部受験対策は定期テストと受験勉強、どちらを重視すべき?

A. どちらも大切ですが、高1ではまず「定期テストで高得点を取ること」を優先すべきです。

基礎力を固めるだけでなく、内申(評定平均)にも直結するため、推薦入試を視野に入れる場合にも重要です。

そのうえで、余裕があれば定期テストの復習内容をベースに受験対策に応用していく、というスタイルが理想です。

Q5:推薦で医学部を狙う場合、高1でしておくべきことは?

A. まずは「評定平均4.5以上」をキープすることが大前提です。

そのためには定期テスト対策にしっかり取り組み、課題の提出や授業態度も意識しましょう。

また、推薦型入試では人物評価や活動歴も重視されるため、 ボランティアや課外活動、探究学習などにも積極的に関わるとよいでしょう。自己推薦文や面接対策も見越して、「医師になりたい理由」や「医療への関心」を言語化できるようにしておくと有利です。

医学部を目指すなら、受験専門塾SPECを活用しよう!

医学部受験SPEC

高1のうちから受験を意識した学習を始めるなら、医学部に特化した受験専門塾のサポートを活用するのも有効な選択肢です。特に、学校の進度や内容だけでは不安が残る…という場合は、プロの指導を取り入れることで勉強の精度と効率が大きく変わります。

高1からでも差がつく!専門塾のメリットとは

医学部専門塾SPECでは、高1のうちから無理なく基礎力を固め、着実に応用力へつなげる指導を行っています。高1生には「勉強のやり方」そのものに不安を感じている人も多いため、一人ひとりの学習状況に合わせて、必要な科目・範囲に絞ってサポートできるのが大きな強みです。

また、SPECでは医学部受験に特化した情報や分析ノウハウをもとに、「どの時期に何をすべきか」を逆算した学習計画の提案も行っています。

夏期・春期講習、無料体験を上手に活用する

「いきなり塾に通うのは不安…」という方は、まずは体験授業や(夏期・春期)講習から始めてみるのがおすすめです。高1生向けの講座では、英語・数学の基礎固めはもちろん、部活との両立や学習習慣の確立をテーマにした実践的なサポートも受けられます。

完全個別指導のため、学力や志望校に応じた丁寧な対応が可能です。

まとめ|高1の今だからこそ、未来を変えられる

ここまでご紹介してきたように、高1という時期は医学部受験において決して「まだ早い」タイミングではありません。むしろ、“受験の土台”をつくるうえで最も重要な時期だと言えます。

やるべきことを一つひとつ整理し、今のうちから積み重ねていけば、高2・高3になってからの成績の伸びや自信に大きな差がつきます。

医学部受験を見据えた学習習慣が合否を分ける

医学部受験では、知識の量だけでなく、どれだけ安定して努力を継続できるかが問われます。そのため、高1の段階で「毎日少しでも勉強する」「わからないことをそのままにしない」といった基本的な学習姿勢を習慣化しておくことが、最終的な合格につながります。

どんなにハードな受験であっても、“継続できる仕組み”さえあれば、乗り越えられるものです。

焦らず、でも“スイッチ”は早めに入れるべき

とはいえ、「今すぐ完璧な勉強計画を立てなければ」「周りに追いつかないと」と焦る必要はありません。大切なのは、自分のペースで一歩踏み出すこと、そして“受験モード”に意識を切り替えることです。

部活や学校生活と両立しながらでも、正しい方向で努力を続ければ、必ず医学部合格に近づけます。

未来の自分を信じて、今日からできることを始めてみましょう。

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