2020-07-10

講師インタビュー:山﨑講師

実践的な英語力が入試でも求められる時代に

グローバル化の進展に伴って、
入試においても実践的な英語力が求められるようになり、
今まで学校英語教育の大半を占めていた
「読む」だけでなく、「読む」「書く」「話す」「聴く」の4技能が
求められるようになっていきます。

4技能をしっかりと学ぶためには、それなりの時間が必要なため、
早めのスタートが大切です。
「読む」「聴く」は今までの学校教育でも行われてきていますが、
「話す」「書く」については
指導基盤が整っていないことがほとんどでしょう。
「話す」「書く」まで強化していくことが英語の得点に繋がり、
他の受験生に差をつけることができるポイントになってくると考えています。

スピーキングには、意見を「伝える力」が必要

SNSなどの普及により、人と直接顔を合わせず、
文字だけで意思疎通を図ることが増え、
日本語であっても『人と対面し、自分の言葉で意見を伝える』
ということを苦手とする人が増えています。

直接自分の意見を相手に伝える
コミュニケーション能力の低下が目立ってきています。
“○○について意見を述べよ”というような質問に対して、
どう答えてよいのか迷う生徒がたくさんいます。
中学生レベルの文法を知っていれば答えられるものでも、
詰まってしまうことが多いのです。

世界に通用する英語力には、「伝える力」が何よりも大切です。
その力が弱い場合は、まず日本語で自分の意見を伝えられるように
会話のトレーニングをしてから、英語を学びます。
グループで行うような英会話レッスンでは、何人もで交互に話していくため
60分間のレッスンだったとしても、
1人あたりの会話量は、1分にも満たないことがほとんどです。

SPECでは、マンツーマンでスピーキングを学ぶことができるので、
スピーキングを身につけるのに本当に必要な会話量と丁寧な指導で、
英語独特の言葉が繋がって聞き取りにくくなる音など、
細かな発音まで指導することができます。

とにかく繰り返すこと。これが一番だと思います

自分の意見をまとめて伝える力というのは、
「話す」だけでなく「書く」という面にも活かされます。

そもそも、自分の意見をまとめられなければ、
言語化はできませんから。
普通の会話はもちろん、議論したり、
プレゼンテーションできるレベルまでを目指して、
徹底的にトレーニングを行います。

私自身も海外に住んでいた時、
最初は人に英語で何かを伝えたりする時は、
すごく緊張したりしていましたが、
何度もそういったことを経験しているうちに、
気が付いたら平気になっていました。
「伝える力」を習得するためには、
何度もトレーニングを重ねることが一番の近道だと思います。

ネイティブの正しい発音でリスニングを強化していきます

リスニングについては、“英文を聴いた時は全く理解できなかったのに、
その文章を見たら理解できた。”というタイプが、日本人には多いんです。

日本の学校教育において、
正しい英語の発音を教わる時間が非常に少ないこと、
そして、日本に存在するカタカナ英語が、
ネイティブの発音とは違っているため、
知っている単語でも聴き取れない。
という状況になっていることが原因だと考えられます。
そこが払拭できれば、リスニングもしっかりと伸びるはずです。

ネイティブ英語と発音が違うカタカナ英語は、
そんなに数があるわけではないので、あらかじめ理解しておけば、大丈夫。
アメリカの現地企業で16年間働いた経験から、
日本人の苦手なポイントなどを熟知しているので、
そういったことも交えながら、指導を行っていきます。

講師の指導ベースであるSPECフォーミュラー

英語の「読む」「書く」については、
語彙や文法の知識量を増やしていくことはもちろん、
SPECフォーミュラーによる指導を行っています。

SPECフォーミュラーは、英語問題の解き方を学ぶのではなく
「英語の仕組み」を理解するものです。
それによって読む力も書く力もバランス良く伸ばしていき、
実践的な英語力を育てていきます。

SPECに在籍している講師は、
このSPECフォーミュラーを指導のベースにしています。
これにより、講師による指導レベルの差をなくし、
SPECで学ぶ生徒全員が実力派講師の授業を受けられる
体制になっています。

受験だけの英語で終わらない全ての英語に通じる学びを

せっかく英語を学ぶのであれば、受験だけで終わるような英語ではなく、
その先も活かせる英語を学んでほしいと思います。
受験勉強にありがちな定型文の暗記や問題の傾向を学ぶだけでは、
そうはなりません。

SPECでは英語そのものの仕組みを学ぶことが、
今後も活かせる英語力に繋がっていくと考えます。
例えば、英訳するための日本語の文章が難しいと、
英文も難しい単語を使ったり、
ややこしい文法を使わなくてはいけないような感覚になりがちですが、
英単語には複数の意味を持つものがたくさんありますし、
文法は単純なものの組み合わせで表現することができることがほとんどです。
ですから、語彙力を上げることと、英語の仕組みを理解することは、
受験英語だけに留まらない、英語力になることでしょう。

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