2020-07-15

東海高校B群、超苦手の英語をたった10ヶ月で克服。愛知医科大学に見事正規合格した理由

英語の何が理解できないのかすら分からず悩んでいた受験生が、
SPECで英語を完全克服し、医学部に合格した軌跡をご紹介します。

Uさん 【愛知医科大学 医学部】

■SPECに入塾した当時のデータ
東海高校B群 英語偏差値…47.5 現役時…センター100点弱
授業は駿台予備校とのダブルスクール。
土日と授業の空き時間を利用し180分授業を週3回。
医学部解釈、医学部実践長文、英文法•英作文を受講。

SPECの授業で使用した問題集

1.オリジナルテキスト2.単語・熟語補助教材
クイズレット教材
医学部英文解釈
トップレベル英文法
トップレベル英作文
トップレベル長文読解
愛知医科大対策英語
英単語ターゲット1400
英単語ターゲット1900
英単語ターゲット1400(アプリ)
英単語ターゲット1900 (アプリ)
英単語ターゲット1400 実践問題集
英単語ターゲット1900実践問題集
でる準パス単 準1級
でる準パス単 準1級(アプリ)
英検準1級単語・熟語問題
全解説頻出英熟語問題1000
3.英文法補助教材 4.その他
全解説入試頻出英語標準問題1100
全解説頻出英文法・語法1000
実力判定英文法ファイナル問題集標準編
全解説実力判定英文法ファイナル問題集
頻出英語整序問題850
赤本
青本

実際に行った英語指導内容と生徒の変化

▼英語の基本はまず、語彙力。語彙力は体力と同じ。語彙力なしでは英語は伸びません。

語彙強化
■基礎力テストの結果、ほぼ語彙力がなかったので、まずターゲット1400からスタート。毎週100個をノルマに覚える。
■見出しの意味に加え、派生語も覚えるよう指示。
■ターゲット1400のアプリを活用し、音声を聴くことで「発音」「アクセント」「リスニング」の力を養成。習熟度にあわせて「発音記号」の読み方。「アクセント」の規則性を教える。この積み重ねが、冬に赤本を解いて初めて実感できる。
■暗記力は平均的。東海高校時代、単語を覚える習慣がほぼなかったためスタート当初は苦労。間違えた単語は「単語やり直しノート」で書いて覚えてもらう。回数は3回以上とし、あえて回数は決めなかった。やり直しテストで合格すればOKというスタイル。
■やり直しが済んだ後は、毎回ノートを撮影し、送信してもらう。それによって、単語を覚えて、やり直しをするというサイクルを確立できる。
■3月4週目よりスタートし、7月1週目で終了。その間、「英単語ターゲット1400実践問題集」を活用し、覚えた単語を忘れないよう愚直に小テストを繰り返す。各セクション最低5回はテストを実施。
■7月第2週より英単語ターゲット1900を1番後ろのセクション19よりスタート。なぜなら、ターゲット1900は後半の単語が難しく、定着に時間が必要。
■ターゲット1400は比較的すんなり覚えたが、ターゲット1900後半は極めて苦戦。そこで、これまでやっていなかった「語呂合わせ」「接頭語」「接尾語」「語源」などの記憶フックを提示し、暗記の手助けをし始める。もともと日本史が得意で「語呂合わせ」を作るのが上手く、単語を覚える速度が上がってきてひと安心。
■ターゲット1900は10月第4週にセクション4を終えた時点で終了。それ以降はターゲット1400と被るため省略。
■11月第1週より「でる準パス単 準一級」を最後尾より始める。一般の大学入試でこのレベルの語彙力は不要だが、難化する私立 医科大や医学系の国公立入試で8割以上の得点をするには必要な語彙力。「でる準パス単 準一級」のアプリと「英検 準1級単語・熟語問題集(旺文社)」を活用。同時に、「ターゲット1400実践問題集」「1900の実践問題集」を繰り返し定着度をあげ、1月21日 愛知医科大学の入試日まで続ける。その結果、語彙力は本番でも威力を発揮し、単語・熟語でつまづくことはなかったと報告を受けている。

▼リーディングは、まずひとつの英文を一語単位で捉えるようにする。ひとつの英文が読めるようになったら、今度は文と文の論理関係が掴めるようにする。その延長に段落の内容の理解がある。

リーディング
■事前テストで生徒が感覚的に英文を読んでいることがわかっていたので、まず、英語は「理屈で読む」ことを説く。
■この生徒だけでなく大抵の学生は、”長文読解は単語を覚えて文脈を想像しながら読む”と思っている。この感覚的な方法では、医学部をはじめとする難関大学の入試問題で8割以上得点するのは不可能。
■どんなに長くて難しい長文も、結局はひとつの文が繋がってできている。だから、とにかく「ひとつの英文を正確に読む」ことを目指す。
■はじめに、オリジナル教材で「英語のもつ不変的仕組み」について教える。
■3月19日〜5月29日までの間に行った23回の授業(3,780分)で読解に必要な以下のポイントを徹底的に行う。
■SPECのカリキュラム(SPECフォーミュラー)では、一般的なアプローチとは違った切り口から英文を読む。基本的な英文法がベースであるため誰もが理解しやすい。一般的な英語教師・講師が気にもかけない細部にまで気を配り、一点の曇りもない基礎 力を築き上げる。
■簡単に英語が身につくという本やWEB記事が多過ぎる。「1週間で英語がペラペラ」ひどいと「1日でネイティブに」なんていうものも。英語を真剣に勉強している人間なら、英語の勉強の辛さを知っている。ダイエットが難しいように、英語の力をつけるのも難しいものなのだ。

“ひとつの英文をよむ”ための主なポイント

「品詞の働き」
「名詞にみえるけど名詞ではない」
「不定詞の判別」
「Vingの判別」
「受動態」
「SVOOとSVOCの受動態」
「動詞の過去形と過去分詞の判別」
「目的語を書いてはいけないtoV」
「目的語を書いてはいけない動名詞」
「文頭のVing / To Vの判別」
「文頭の接続詞の判別」
「節の判別」
「thatの品詞」
「接続詞(名詞節と副詞節)thatの判別」
「名詞+that SV…の判別:副詞節・同格・関係代名詞の判別」
「副詞節thatの判別と意味」
「マークする動詞が分かりにくい接続詞・関係詞」
「複合関係関係詞の判別」
「S/O/Cはone word」
「SVOC(使役)」
「SVOC(使役以外)」
「S have O C (Vp.p.)の3つの和訳」
「SVOC: SVO toV 」
「バランスが崩れるパターン」
「文のバランスが崩れた(関係代名詞省略の発見方法」
「等位接続詞」
「変だな?と思ったら:省略」
「変だな?と思ったら:倒置」
「助動詞過去と時間のズレ:仮定法」
「文のバランスがくずれた(接続詞that省略の発見方法)」
「文のバランスがくずれた(仮定法 if 省略の発見方法)」
「文のバランスがくずれた(品詞の間違い)」
「文のバランスがくずれた(色々な接続詞)」
「比較」
「比較構文の仕組み(副詞のas)」
「比較構文の仕組み(notとnot)」
「比較構文の仕組み(副詞のthe)」
「比較構文の仕組み(比較級と最上級)」
「疑問代名詞と疑問副詞」
「疑問代名詞と役割のない名詞」
「不完全にみえる接続詞」
「疑問詞what / who / which」
「疑問詞 what / who / which以外」
「疑問詞what / which の形容詞用法と役割のない名詞」

以上の項目が身につけば、誰でも「ひとつ英文法を正確に読む」目標が概ね達成できる。この演習が終了した時点で辞書さえあれば意味が分かるようになる。
■英語は「理詰めの教科」なので、理系の学生の方が実は飲み込みが早い。河合塾の講師をやっていた時も、文系クラスより、理系 クラスの方がはるかに伸びた。この生徒の通っていた東海高校は、数学に力を注ぐ学校。だからA群・B群問わず普通の高校生よ り論理的思考に長けている。だから、SPECのスタイルと東海生はよくマッチする。実際、SPECで学ぶ東海生で、これまで英語が 伸びなかった生徒はするいない。皆、飛躍的に成績が伸び、数学と英語の成績バランスがよくなった。数学はできるけど英語ができないということは解消される。
■6月1日より、いよいよ実践突入。実際の入試問題を使ってこれまで学んだ知識を再現する練習を開始。ノートに英文を書きながら、英文法の構造と意味を理解する練習を実施。
■次のステップとして、ひとつの英文構造理解に終始するのではなく、文と文の論理関係をつかむ練習をスタート。「文構造の理解」はあくまでも、長文の内容を理解するための「手段」にすぎない。「文構造はとれて当たり前。パラグラフの内容がわかることがもっと重要」と口を酸っぱくして説く。文と文の間にある論理関係(順説・対比・因果など)をノートに記載してもらい、授業で確認する。慣れないうちは逆説と順説の取り違いさえもあったが、練習によって改善が見られるようになる。

“内容理解”のための主なポイント

「文頭のitを通過した時、何を考えるべきか」
「主語が代名詞の時、何を考えるべきか」
「heを通過した時、何を考えるべきか」
「youを通過した時、何を考えるべきか」
「oneを通過した時、何を考えるべきか。
「コンマを通過した時、何を考えるべきか」
「コロンを通過した時、何を考えるべきか」
「ダッシュを通過した時、何を考えるべきか」
「セミコロン通過した時、何を考えるべきか」
「関係代名詞を通過した時、何を考えるべきか」
「前置詞+関係代名詞を通過した時、何を考えるべきか」
「文間にきをつけよう:見えない接続詞」
「文末・新情報の原則」
「単語の推測方法」
「内容が取れない時、考えるべき3つのこと」

■この生徒のスロトングポイントは数学ができたこと。
■これらのポイントはいわば数学の公式と同じ。全ての英文法で再現できる。
■アプリで徹底的に知識定着をはかり、それを英文で再現するというプロセスを愚直に取り組んだことで自力で英語が読めるようになった。その結果、それが英語の楽しさに繋がり、単調な単語と熟語の語彙学習に前向きに取り組むモチベーションになった。
■この後はいよいよ赤本を用いて実践練習に突入。

▼まずスタート時に、英文法の重要性をしっかり説明。英文法は問題を解くためではなく、リーディング、英作文で必要。

英文法
■東海高校は、中学3年間で高校履修範囲を教えます。しかし大半の東海生と同様、案の定、この生徒の知識定着はほぼゼロ。
■特に私立医学部では、英文法が頻出。10倍を超える倍率を勝ち抜くには、文法問題はほぼ満点でクリアしたい。
■授業はまずオリジナル教材を用いて、学校とは違った切り口でそれぞれの文法項目の「概略」を講義。まずは全体像をつかむことが重要。自分の言葉で「時制」「助動詞」「仮定法」「準動詞」「関係詞」「接続詞」の重要ポイントを説明できるようにした。その後ア プリを活用して知識定着を繰り返し合格レベルに達したら、次は知識を運用する練習を以下の教材を活用し4段階に分けて実施し、4000題以上の文法問題を解いた。
■やりっぱなしにしないように、間違えた問題は全て記録にやりっぱなし残し、できるようになるまで、執拗に毎週復習テストを実施して知識定着を図った。

「知識運用演習①:全解説入試頻出英語標準問題1100 (桐原書店)」
「知識運用演習②:全解説頻出英文法・語法1000」(桐原書店)を各セクション繰り返す。
「知識運用演習③: 実力判定英文法ファイナル問題集標準編(桐原書店)」
「知識運用演習④:全解説実力判定英文法ファイナル問題集(桐原書店)」

補足:整序問題対策

■センター試験や私立医大で頻出。対策次第で得点差が出る重要分野。
■英文の仕組みが分かり始めた6月くらいから整序問題の演習をスタート。
■英語の仕組みを知らない生徒は、日本文に頼り、語のカタマリを考えながら解く。彼もそうだった。しかし、その方法では安定して 高得点をとることはできない。
■品詞の働き、接続詞・関係詞と動詞の相関関係が習得できないと、整序問題の正解率は上がらない。
■彼も読解力に比例して整序問題の正解率も上昇。最終的に得意分野となる。
■「頻出英語整序問題850」の盲点となりやすい問題を拾い上げ、解き方を講義。授業で扱えない問題を自習としてやらせる。
■この結果、センター試験や愛知医科大学だけではなく、他の私立医大の文法・整序問題も安定して9割近くできるようになった。

彼は、この量と質の英語学習を10ヶ月間SPECの講師と共にやりきったことで
英語の成績を上げ、愛知医科大への正規合格を果たしました。
これを自分だけでやりきることはできますか?
SPECは、英語を何とかしたい生徒を徹底的にサポートします。

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